第74回読書会 :逆転の“最弱商材” 豆腐屋ブランディング

第74回読書会:逆転の“最弱商材” 豆腐屋ブランディング

<第74回読書会活動記録>

開催日2026年4月14日
課題図書逆転の“最弱商材” 豆腐屋ブランディング
著者名平川大計
出版社幻冬舎

概要(Amazonから引用)

日本の食卓に欠かせない「豆腐」――高タンパク・低脂肪でヘルシー、しかも低価格で手に入る豆腐は、日常的な食品として多くの人々に親しまれています。 しかし、日本人にとって身近な食品である豆腐を作り続けてきた豆腐屋が、今厳しい現実に直面しています。かつて全国に5万軒以上あった豆腐屋は、いまや5000軒を切るほどまでに減少しており、今後さらに減少することは避けられないだろうといわれています。 その背景には、豆腐という商材の扱いにくさがあります。原料や製法がシンプルで差別化が難しく、さらに賞味期限の短さから流通の幅が限られ、価格競争にも巻き込まれやすい……。豆腐屋はまさに「典型的な薄利多売型ビジネス」といえ、採算を確保できなくなった多くの豆腐屋が廃業に追い込まれているのです。

2026年4月14日に第74回読書会を開催しました。今回の課題図書は『逆転の“最弱商材” 豆腐屋ブランディング(著:平川大計)』です。
開催記録として、参加者からの感想コメントを一部抜粋して掲載いたします。

未経験の業界だからこその新鮮さがあり、著者の生き様やストーリーに引き込まれました。日々大変な思いをして豆腐を作ってくれている職人への深いリスペクトや感謝の念が湧き上がるとともに、「濃い豆腐」というインパクトのあるネーミングの妙もあり、読み終わる頃には「豆腐が食べたい、買いたい」と感じました。
本書のブランディングの目的が「価格決定権を得るため」とはっきり言語化されている点が参考になりました。目的が明確だからこそ、メディアや著名人に紹介される仕掛けや、「見た目が先、中身があと」といった一見大胆な手法など、すべての施策にブレがなく、非常にロジカルで再現性の高いマーケティング事例だと思います。
リアルな店舗を作る際の勝負強さや、一見すると過剰投資とも思える大胆な施策に、男気やかっこよさを感じました。単にリスクを背負うだけでなく、「店舗」「物販」「通販」の3つを連動させることで生まれる相乗効果のビジネスモデルは、読んでいて刺激となりました。
よくある一般的な成功哲学本とは一線を画す、リアルな人間模様が見れました。特に、こだわりが強く他人に仕事を任せられない性質を持つことが多い職人の世界において、息子への事業承継を見事に成し遂げた著者のお父さんの器の大きさにも尊敬の念を感じます。
著者のタフな体育会系のマインドセット(ストレス耐性)を称賛しつつ、この成功モデルが持つ社会的意義にも議論が及びました。日本の地方には、まだまだ昔ながらの良いものが眠っているはず。そうした「最弱」に見える商材でも、地域を巻き込んだブランディング次第で大逆転できるという事実は、日本全体を元気にさせる希望であると思います。

DPパートナーズでは、「多様性の広がり」と「コミュニケーション」を目的に毎月読書会イベントを開催しております。 2020年3月から始まったこの取り組みも累計76回を超えました。 日々AIが進化して人間の仕事を代替していく時代だからこそ、読書という物理的な知的作業を通じて、「自分の頭で考えること」「自分の言葉でアウトプットする活動」を大切にしていきたいと考えております。

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