<第42回読書会活動記録>
| 開催日 | 2023年8月9日 |
|---|---|
| 課題図書 | 世界の今を読み解く 政治思想マトリックス |
| 著者名 | 茂木誠 |
| 出版社 | PHP研究所 |
概要(Amazonから引用)
本書では、この「ノーラン・チャート」を応用して、さまざまな時代、さまざまな国の政治思想のせめぎ合いを、「政治思想マトリックス」として示していきましょう。複雑に見える世界の政治対立が、実はシンプルなものなのだと、はっきりわかるはずです。
2023年8月9日に第42回読書会を開催しました。今回の課題図書は『世界の今を読み解く 政治思想マトリックス(著:茂木誠)』です。
開催記録として、参加者からの感想コメントを一部抜粋して掲載いたします。
「右派(保守)」と「左派(リベラル)」の由来がフランス革命にあることを知り、バラバラだったニュースの断片が整理されました。「自由」を求めすぎれば格差が広がり、「平等」を求めすぎれば勤労意欲が削がれる。このトレードオフのバランスをどう取るかが、国家の幸福度や成長を左右する鍵であることを学びました。
キリスト教の教義、特にプロテスタントの倫理が国家の発展に深く関わっているという視点は、ビジネスの背景を理解する上で極めて重要です。なぜ特定の国が経済成長を遂げ、なぜ別の国が停滞するのか。その根底にある精神文化や歴史的な「OS」を理解することの面白さを実感しました。
米中関係は最初から険悪だったわけではなく、時代ごとのリーダーや世界情勢(世界の警察としてのアメリカの役割など)によって変遷してきた歴史に驚きました。独裁体制がもたらすリスクや、ナショナリズムとグローバリズムの衝突を正しく理解することで、日本が今後どのような立ち位置を選ぶべきかを考える視座が得られました。
郵政民営化による外資保険の流入や、ロッキード事件、拉致事件といった過去の重大ニュース。それらを単なる事件としてではなく、日本が歩んできた経済発展や国際関係の文脈の中で捉え直すことができました。中学レベルの基礎知識から学び直すことで、今の社会が抱える課題の「源流」が見えてきました。
「政治は難しい」という先入観を、図解や語り口調の解説で解消する。これは、私たちがビジネスで顧客に対して行う「情報の最適化(認知コストの削減)」にも通じる学びです。自分たちも社会の一員として、政治的な話題を「他人事」にせず、経済への影響を予測しながら学び続けていきたいという意欲が高まりました。
DPパートナーズでは、「多様性の広がり」と「コミュニケーション」を目的に毎月読書会イベントを開催しております。 2020年3月から始まったこの取り組みも累計76回を超えました。 日々AIが進化して人間の仕事を代替していく時代だからこそ、読書という物理的な知的作業を通じて、「自分の頭で考えること」「自分の言葉でアウトプットする活動」を大切にしていきたいと考えております。
