<第32回読書会活動記録>
| 開催日 | 2022年10月26日 |
|---|---|
| 課題図書 | 名画で学ぶ経済の世界史 |
| 著者名 | 田中靖浩 |
| 出版社 | マガジンハウス |
概要(Amazonから引用)
ルネサンスはペストと経済危機からの再生だった!? あのルノワールはフリーランス処世術の達人だった!? 人々の知恵と工夫が経済を動かし、 さまざまな困難を乗り越えてきた! 名画を通して学ぶ画期的な世界史入門。 登場するのは神父、軍人、商売人、国王、高級娼婦、画家に画商・・・ レオナルド・ダ・ヴィンチもナポレオンも! 有名無名の彼らが悩みながら奮闘し、 切り拓いてきた世界史の舞台裏へご案内します。 ナビゲーターは、講演などでひっぱりだこの人気公認会計士。 愛と情熱をもって縦横無尽に絵画と経済の関係を解説していきます。 名画に隠された経済再生のヒントもお見逃しなく!
2022年10月26日に第32回読書会を開催しました。今回の課題図書は『名画で学ぶ経済の世界史(著:田中靖浩)』です。
開催記録として、参加者からの感想コメントを一部抜粋して掲載いたします。
単なる「美術史」としてではなく、経済や世界史というフィルターを通すことで、バラバラだった知識が一つに繋がる快感を味わいました。ビジネスにおいても、一つのスキルに固執するのではなく、異なる分野を掛け合わせることで、自分たちだけの強みや新しい視点(マーケティングセンス)を磨いていけるのだと感じました。
レンブラントの『夜警』の真実や、プロテスタントの広まりと活版印刷の関係など、時代背景を知ることで絵画に込められた「意図」が明確に見えてきました。表面的な美しさだけでなく、その時代の「不満」や「憧れ」、あるいは「信仰」といった人間味あふれる文脈を読み解く面白さを知ることができました。
カメラの登場によって、絵画が「正確な記録」から「色彩や個性の表現」へと勝負の土台を変えた歴史は、現代のAIやDXの波にさらされる私たちのビジネスにも通じます。既存の価値観が壊された時、どこに自分たちの「独自の価値」を見出すのか。ピカソのような革新的な視点を、変化の激しい時代を生き抜くヒントにしたいです。
互いに競い合うライバルの存在が才能を開花させ、多様な頭脳(移民)を受け入れることで国家が繁栄していく。歴史が証明するこの法則は、現代の組織運営においても「多様性」がいかに重要であるかを改めて教えてくれました。異なる価値観を拒絶せず、むしろ成長の糧として取り込む柔軟性を大切にしたいです。
チューリップ・バブルから現代アートの驚異的な価格まで、人間の「欲望」や「流行」に翻弄される姿は今も昔も変わりません。機械に合わせて働く人間への違和感や、ハワイへの憧れといった普遍的な感情を捉えることこそが、時代を超えて人々の心を動かすサービスや価値を生み出す源泉になるのだと感じました。
DPパートナーズでは、「多様性の広がり」と「コミュニケーション」を目的に毎月読書会イベントを開催しております。 2020年3月から始まったこの取り組みも累計76回を超えました。 日々AIが進化して人間の仕事を代替していく時代だからこそ、読書という物理的な知的作業を通じて、「自分の頭で考えること」「自分の言葉でアウトプットする活動」を大切にしていきたいと考えております。
