第49回読書会 :源氏物語 解剖図鑑

第49回読書会:源氏物語 解剖図鑑

<第49回読書会活動記録>

開催日2024年3月13日
課題図書源氏物語 解剖図鑑
著者名佐藤晃子
出版社エクスナレッジ

概要(Amazonから引用)

姫君はネコで殿方はイヌで…… これ一冊で源氏物語のあらすじと 平安人の暮らしとキモチがマルわかり 『源氏物語』全54帖を徹底解剖! 物語の全体像を分かりやすく解説するのはもちろんのこと、 当時の皇族・貴族の暮らし、風習、文化、信仰などについても 詳しく紹介しています。 物語の中では熾烈な権力闘争が繰り広げられており、 当時の社会情勢と比較しつつ歴史も学べるようになっています。 誌面では各帖の代表的な絵巻などをイラスト化し、 その魅力も紹介しています。 これを読めばその後の日本美術に影響を与えた場面やアイテム、 表現方法などもばっちり分かります。

2024年3月13日に第49回読書会を開催しました。今回の課題図書は『源氏物語 解剖図鑑(著:佐藤晃子)』です。
開催記録として、参加者からの感想コメントを一部抜粋して掲載いたします。

1000年前の恋愛模様にどう共感すべきか戸惑う中で、図解や絵の有無がいかに理解を左右するかを痛感しました。文字情報だけでは苦痛に感じる古典も、視覚情報と組み合わせることで「塾の教材」として活路を見出す。この「情報の届け方(編集力)」の重要性は、B2Bの提案資料作りにも通じる深い教訓でした。
11歳での結婚という平均寿命に裏打ちされた時代背景や、ペットを繋いで飼う当時の風習、さらには「男を呼び寄せる女」の存在。断片的なエピソードの中に、今と変わらぬ人間のエネルギーや、逆に現代とは全く異なる倫理観を発見することで、自分たちの常識を相対化するきっかけとなりました。
なぜ今も語り継がれるのか。それは物語の面白さ以上に、平安という時代のディテールを網羅した「長編」を書き切ったという事実そのものに価値があります。ビジネスにおいても、一時の流行ではなく、時代を超えて参照される「歴史書」や「資産」となり得るサービスを構築する執念の重要性を感じました。
得意分野(ITや投資)ではスムーズに入る情報も、慣れない古典では全く頭に入ってこない。この「情報の拒絶反応」を久しぶりに体験したことは、お客様が私たちの専門用語に触れた時の戸惑いを追体験する貴重な機会となりました。「わかりやすさ」への配慮が、いかに信頼構築の第一歩であるかを再認識しました。
『日本の歴史』シリーズのように、親子で読み継げる形に情報をパッケージ化することの有効性を感じました。難解な古文を避けてきた過去があっても、今の視点で「地名(太宰府天満宮)」や「菅原道真」といった点と点を結びつけていくことで、自分なりの歴史の地図を少しずつ広げていく面白さがあります。

DPパートナーズでは、「多様性の広がり」と「コミュニケーション」を目的に毎月読書会イベントを開催しております。 2020年3月から始まったこの取り組みも累計76回を超えました。 日々AIが進化して人間の仕事を代替していく時代だからこそ、読書という物理的な知的作業を通じて、「自分の頭で考えること」「自分の言葉でアウトプットする活動」を大切にしていきたいと考えております。

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